検出のタイミング

傾きは、平均の角度から8度以内は水平を保っていると見なし、20度を超えた時に傾けたと見なします。
8度を超えた時から20度を超えるまでに0.6秒以上かかると、向きを変えたと見なします。
20度を超えたあと、0.85秒以内にもとの位置に戻れば登録されたデータを呼び出します。

動作イメージ

この制限時間は、今後の調整で変更することがあります。

体を倒す、テーブルに置く、またはテーブルから持ち上げるなどしてデバイスの傾きが検出された場合でも、元の角度に戻さなければその方向を基準値に更新しますが、制限事項もご確認ください。

環境、制限

角度の検出に重力をもとにした加速度センサーを利用しています。
そのため、地面に対して水平方向の動作は検出できません。
もっとも確実に検出できる角度は、基準値が水平から上下45度以内、傾いたときの角度は90度以内です。

今後のバージョンアップにて、ジャイロセンサーを併用して角度検出を行います。
ジャイロセンサーを利用することで、重力に影響されないデバイスの角度を検出できるようになりますが、デバイスによってはジャイロセンサーを搭載していない物もあります。
デバイス(スマートフォン等)の仕様書に3軸加速度センサーと書かれている物は、ジャイロセンサーを搭載していません。
また、加速度センサー、ジャイロセンサーともに搭載されていないデバイスでは、角度検出ができません。
3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサーの両方が記載されている物(またはそれに準じる記述がある物)を使用されることを推奨します。

エレベーター、エスカレーターなどの搭乗時、自動車や電車などの高速移動中、歩行中や足下が揺れている場所などで操作すると、傾き検出が不安定になることがあります。